女性のメイクの中でもかなり重要な工程のベースメイク。女装さんでももちろん重要なメイク工程の一つです。
ベースメイクによって肌の質感やムラを整えることで、女装のクオリティを格段に上げることができますので、しっかりと覚えて実践していきましょう!
ベースメイクとは?女装にも必要?

ベースメイクとは、紫外線や乾燥から肌のダメージを抑えたり、顔の肌を整えて綺麗に見せるメイク全般のことをいいます。
具体的には、化粧下地などを使用して紫外線や乾燥などから肌のダメージを軽減したり、ファンデーションやコンシーラーを使って肌の色むらを消したり、肌の凹凸を軽減したり、肌荒れを目立たなくしたりするメイクのことを言います。
うまくベースメイクをすることで、陶器のような綺麗な肌に仕上げることもできちゃいます。
そんなベースメイクですが、もちろん女装さんにも必須のメイクとなります。
男性は女性に比べ、肌の色むらが多い人も多く、肌トラブルが多い傾向にあるのと、髭剃り後の青みをカバーしないといけないことからベースメイクは必ずするようにしましょう。
リップやアイシャドウ、チークなどで華やかに見せることも大事ですが、基本となるベースの肌が汚いままだとせっかくのメイクも台無しになってしまいます。
まずはしっかりと綺麗な肌に仕上げるベースメイクを覚えていきましょう!
ベースメイクに必要なメイク道具

ベースメイクに必要なメイク道具は
- 化粧下地
- コンシーラー
- ファンデーション
- 髭隠し(髭が濃い場合)
- フェイスパウダー
になります。
まずは、それぞれのメイク道具の特徴と効果を説明していきます。
化粧下地

ベースメイクの最初の工程に使用する化粧下地。
化粧下地とは、ファンデーション前に塗ることで、ファンデーションの密着度を高めたり化粧崩れを防いでくれたりしてくれるメイク道具になります。
また、化粧下地の種類によっては、肌の色味の調整をしたり、肌からの皮脂を軽減してくれたり、艶感を出したりなどの効果が期待できるものもあります。
自分の肌に合った化粧下地を選びましょう。
女装さんにおすすめなものは、女子よりも男性に多く出やすい皮脂を吸収、抑制してくれるものがおすすめです。
コンシーラー

コンシーラーは肌のトラブルや、くすみ、シミなどにピンポイントに使用して目立たなくさせたりしてカバーするメイク道具になります。
ニキビで赤くなってしまった部分などの肌トラブルやホクロなどもカバーしてくれたりもします。
また女装さんの場合は、それに加えて髭剃り後の青みにも使用する必要があります。
多くの男性の場合は髭を剃っただけでは、顔の髭跡部分に青み残ってしまい、ファンデーションだけでは隠しきれないことがほとんどです。
その為、少しでも青みを軽減するために女装さんは髭跡部分にもコンシーラーを使用しましょう。
また髭が濃い人の場合は、普通のコンシーラーでもなかなか隠しきれないこともあります。
その場合は、髭隠し専用のコンシーラーや舞台用のファンデーションなどのカバー力の強いコンシーラーの使用も検討してみましょう。
ファンデーション
ベースメイクの要のファンデーション。
肌全体の色味を整えて綺麗で美しい肌に仕上げることができます。
最近の傾向ではファンデーションは主に以下の3つに分けられます。
- パウダーファンデーション
- リキッドファンデーション
- クッションファンデーション
となります。
このほかにもBBクリームやCCクリームなどいろんな種類がありますが今の主流は上の3つなります。
これらは、それぞれ特徴と効果が違うので、一つ一つ見ていきましょう!
パウダーファンデーション

パウダーファンデーションはその名前の通りパウダー状の粉タイプのファンデーションです。
特徴としては、
- 初心者でもムラなく仕上がるので使用しやすい
- 顔に皮脂がよく出る人におすすめ
- メイク直しが簡単
となっています。
リキッドファンデーション

リキッドファンデーションはパウダーファンデーションとは違い、液体状のファンデーションとなります。
特徴としては、
- シミやくすみ、凹凸などのカバー力が強い
- 顔が乾燥しやすい人におすすめ
- 使い方次第でワンランク上の肌を作れる
となっています。
クッションファンデーション

クッションファンデーションとはクッションの中にリキッドファンデーションを含ませたもので、ほとんどの場合、化粧下地や美容成分も入っていることが多いです。
特徴としては、
- これ一つで化粧下地、コンシーラー、ファンデーションが完結する
- とにかく早く簡単に仕上げたい人向け
- ツヤのある肌に仕上がりやすい
となっています。
フェイスパウダー

ファンデーションの後に使用するとワンランク上の仕上がりになるのがフェイスパウダーです。
仕上げ用パウダーやフィニッシュパウダー、ルースパウダーとも言われたりします。
効果としてはベースメイクの崩れ防止が基本的にありますが、種類によって、マットな肌質に仕上げてくれるものやツヤのある肌に仕上げてくれるものがあります。
また、長時間のメイクでメイク崩れがおこってしまった時に、フェイスパウダーを使ってさっと手軽にメイク直しができる点もおすすめです。
ベースメイクのやり方

ベースメイクに必要なメイク道具が揃ったら、今度はベースメイクのやり方について解説してきます。
実はベースメイクは先ほど紹介したファンデーションの種類によって工程が違います。
自分の選んだファンデーションに合ったやり方を覚えていきましょう。
パウダーファンデーションの場合
パウダーファンデーションを選んだ場合のベースメイクの手順は以下の通りです。
- 洗顔とスキンケアで顔を綺麗にしておく
- 化粧下地で肌を整える
- コンシーラーで気になるシミや赤み、髭剃り跡をピンポイントでカバーする
- ファンデーションを顔全体に使用して、馴染ませて完成!
パウダーファンデーションの場合はファンデーションの前にコンシーラーを使用して、後でファンデーションで馴染ませるという方法をとります。
パウダーファンデーションの性質上、仕上げのフェイスパウダーは特に使用しなくても大丈夫です。
リキッドファンデーションの場合
リキッドファンデーションを選んだ場合のベースメイクの手順は以下の通りです。
- 洗顔とスキンケアで顔を綺麗にしておく
- 化粧下地で肌を整える(髭が濃い人は化粧下地の後に髭隠しコンシーラーを使用)
- リキッドファンデーションを使用して顔全体に馴染ませる
- リキッドファンデーションでカバーしきれなかった部分をコンシーラーで部分的にカバーする
- 仕上げにフェイスパウダーを使用して全体を整えて完成!
リキッドファンデーションの場合は、パウダーファンデーションと違い、コンシーラーより先にファンデーションを使用します。
コンシーラーを後に使用するため、最後にフェイスパウダーで馴染ませるという工程が必須になってきます。
また、髭が濃い人は髭部分のみファンデーション前に髭隠し用のコンシーラーを使用します。
クッションファンデーションの場合
クッションファンデーションを選んだ場合のベースメイクの手順は以下の通りです。
- 洗顔とスキンケアで顔を綺麗にしておく
- 髭が濃い人は髭隠しコンシーラーを使用
- クッションファンデーションを顔全体に使用して肌を整えて完成!
クッションファンデーションの最大の特徴しては、メイク工程が少なく素早く簡単に仕上げられることです。
肌のツヤ感が気になる場合は最後の工程にフェイスパウダーを使用するのもおすすめです。
女装初心者さんにおすすめなファンデーションは?

これまでベースメイクの皇帝とベースメイクに必要なメイク道具の解説をしてきましたが、女装初心者さんはこう思うのではないでしょうか?
『いろいろとファンデーションに種類があるのはわかったけどどれを選んだらいいの?』
結論から言うと、女装さんの最初の一つにおすすめなのが『クッションファンデーション』です。
理由としては、メイクの工程が少なく、これ一つでほとんどのベースメイクが完了してしまうからです。
女装初心者さんにとって一からメイクを覚えるのは、知らないことばっかりでかなりの負担になると思うのです。
最初は簡単なメイクから始めて、もっとこうしたい!とかここをカバーしたい!などが出てきてからパウダーファンデーションやリキッドファンデーションにも手を出してみることをおすすめします。
最初は手っ取り早く可愛くなっちゃいましょう!
まとめ
ベースメイクは、女装メイクの中で最も重要なポイントの一つです。女装初心者さんはまずは基本のベースメイクの工程を覚えて実践していきましょう!
メイクをすることに余裕やこだわりが出てきたら、メイク道具を変えてみたり、肌に合わせた化粧下地やファンデーションを選んで女装のクオリティアップを目指しましょう!
ベースメイクで陶器のような肌を目指して一つ一つ覚えて頑張っていきましょうね!
それではみなさま楽しい女装ライフをお送りください!ではまた!